看護師のボーナスって世間一般から見るとどうなんだろうか

看護師のボーナスは世間一般から見るとどうなんでしょうかね。
ボーナスの金額もそうですが、ボーナスに対する考え方などにも
違いがあるかもしれないでしょう？

看護師のボーナスってどれくらいが相場なのでしょうかね。
看護のボーナスといっても病院とクリニック、施設などの業種によっても
異なってきますが、平均すると年間3ヶ月以上ということが言えるでしょうね。
病院だと年間4ヶ月、クリニックだと年間2ヶ月、施設だと年間3ヶ月が1つの目安なんですよ。

ただ、この年間何ヶ月というのはあくまで参考数字であり、金額も同じように違うとは限りません。
というのも、基本給に対しての何ヶ月分ですから、基本給が高く設定されていると、
年間何ヶ月という部分が低くても、ボーナスが高くなることもあるんですよ。

例えば、基本給20万の年間４ヶ月分と、
基本給25万の年間3.5ヶ月分だと、後者の方が高くなりますよね。
でも、病院での就職を考えた時に、ボーナスが年間4ヶ月以上の職場限定で探していると、
後者の病院が選択肢から外れてしまうんですよね。
ボーナス以外にも、退職金にも影響するんですけどね、基本給というのは。

これは、採用側の求人の出し方にも問題があります。
賞与は昨年度実績年間何ヶ月分、としか書きませんからね。
金額の表記はほとんどなしですよ。確かに基本給が1人1人違うので、
はっきりとした金額は書けないという事情もありますけどね。
もう少し、金額がはっきりと分かる書き方をすると、求人探しが楽になりますよね。

看護師のボーナス、賞与は徐々に減少していってるんですよ。
だって20年前は年間5ヶ月分以上が当たり前でしたからね。
もちろん、お金の価値は変化していますので、一概に比較はできませんが、
ボーナスが多かったというイメージを強く持っている看護師が多いのです。

これは、純粋に病院の経営不振が最も大きな要因の1つでしょうね。
今までは、病院が潰れるということはなかったのですが、今は普通に潰れます。
市民病院だって売却されているケースがあるくらいなのですよ。
この状況下でボーナスが出せるかというと、なかなか厳しいというのが病院の本音ですね。

でも、ボーナスを下げると看護師がどんどん退職してしまう、
本当に試行錯誤しながらボーナスを考えていますよ。
実質的に減らしつつ、それに気づかないような内容を考えています。
金額が大きくなると、分かりますけどね。

看護師はボーナスを勘違いしていることがあります。
というのも、ボーナスは支給されて当たり前と思っていませんか？
実際には、賞与は支給されなくても問題ないものなのですよ。
経営上芳しくなく、ボーナスを半分カットする、これは経営側の正当なやり方なのです。

しかし、看護師からすると、ボーナスが出ないのは不当、
おかしい、という声が挙がることがあります。気持ちは分かりますけどね。
でも、絶対に払わなければいけないものではないので、
気に入らなければ転職するしかないのです。

ただ、経営不振になっている原因をいろいろと考えると、
やはり従業員全体の責任と思えることも多いのですよ。
その時に、ボーナスがカットされたから転職するでは、ちょっとさみしいですよね。
生活もありますし、仕方ない面もありますが、自分たちにも責任があると
思える場合は、立ち直しに一緒に取り組むことも大切でしょうね。

病院などによっては、明らかに経営者の責任での経営不振、というケースもありますよね。
その時は何も考えずに転職しましょう。
ただ、同じ失敗をしないためには、病院の経営状況なども知っておくことが大切です。
そういった情報は看護師ではなかなか入ってきません。
転職支援サイトを活用し、情報を収集するようにしましょう。

看護師の求人は非常に多く存在しています。
その中で経営状況がどうなのかを把握するのは至難の業です。
しかし、数年間の付き合いをしていることもある転職支援サイトには、
今までの出来事の情報が詰まっています。きっと必要な情報があるでしょう。